【日本語パートナーズ】としてタイへ派遣されるまでの道のり!やっていたこと編

日本語パート―ナーズ

「日本語パートナーズ」って聞いたことはありますか?

日本語を教えている方なら一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

筆者は、2023年「日本語パートナーズ タイ11期」としてタイに派遣されることになったので、筆者が「日本語パートナーズ」になるまでのことについてシェアしたいと思います。

「日本語パートナーズ」ってなに?

こちらは外務省のホームページでの説明です。

 つまり・・・

「⽇本語パートナーズ」とは?

外務省所管の独⽴⾏政法⼈ 国際交流基⾦が行う派遣事業で派遣される人が「⽇本語パートナーズ」です。

何をするの?

ASEANを中心とするアジアの中学校や高校等で現地の日本語教師と学習者のパートナーとして、日本語教育を支援し、自分自身もその経験を広める役割があります。

日本語パートナーズ」についてもっと詳細が知りたい場合はこちらの公式サイトをご覧ください。

「日本語パートナーズ」に必要な条件は?

「日本語パートナーズ」に関心がある方はきっと
・海外で働いてみたい
・日本語の先生になりたい
のどちらか、または両方に当てはまるのかなーと思います。

筆者は、両方です。

でも・・・海外で働くには、ビジネスレベルの英語が話せないとだめなのかなーと思っています。

それに、日本語の先生になるには基本的には3つの方法があって、それをクリアするのは難しいかも・・・って方も中にはいるのはないでしょうか?

ちなみに、国内で法務省が告示する学校の日本語講師になるには・・・・

下の3つの条件のうちいずれかを満たしていることが求められます。

  • 「日本語教育能力検定試験」に合格する
  • 学士の学位をもち、文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」を修了する
  • 大学または大学院で日本語教育に関する主専攻プログラムか副専攻プログラムのいずれかを修了する

「日本語パートナーズ」は上記の条件を満たしていなくても、応募することができます!

ビジネスレベルの英語も必要ありません。ただ、日常生活で困らない程度の英語力は必要です。

合格した人たちはどんな人?

では実際にどのような人たちが合格しているのか、同期の方たちも含め紹介したいと思います。

年齢は20代から60代で、男性の方も女性の方もバラバラです。

みなさん共通して言えることは・・・
一言で例えると、positive!です。

positiveには、積極的な・明確な・確信して・自信がある・役に立つ・好意的な・楽天的なのような意味があると思います。

派遣前には、「派遣前研修」があり、同期全員で1ヶ月の共同生活をします。その共同生活では同期の方たちが凄すぎて、毎日がとても刺激的でした。

合格していた同期の方たちは、みなさん何事に対しても積極的で、明確な目標に向かって確信を持って取り組んでみえました。

今までの経験から様々なことを身に付けてみえて自信にあふれている方が多かったです。

そして、自分が持っている知識などを他の方の伝え役に立てるように誰に対しても好意的に接している方たちばかりでした。

大変なことも力をあわせ前向きに楽天的にプラス思考で考えられる素敵な方たちばかりでした。

大切なのはこのpositiveな人物なのかどうか?かなーと筆者は思いました。

「日本語講師としての資格」は必要なのかどうか?

答えは、やっぱり「NO」だと思いました。

ただ、若い方たちは、
・教育系に関係している大学
・英語、タイ語、日本語など言語に関係している大学
の方たちが多かったです。

年配の方たちは、
・「日本語教育能力検定試験」に合格する
・「日本語教師養成講座(420時間)」を修了する
・現役の日本語の先生、他分野の先生
・ボランティアの日本語講師
などなんらかの形で知識を持ってみえる方たちばかりでした。

「英語」はどれくらい必要?

英語に関しては、研修中も全く触れていないので同期の方たちがどの程度のレベルなのかはわかりません。が・・・面接で英語での質問が1題聞かれるので、英会話は必須だと思います。

「タイ語」はどれくらい必要?

タイ語は、タイに長年住んでいた方やタイ語を専攻している大学生の方などペラペラ話せる方も数名みえました。

またタイドラマを見て勉強している方やタイ語検定を受験した方も数名みえました。

ただ、大半の方は、タイへ行ったこともなく、タイ語の”こんにちは”も知らない方が多かったです。

タイ語は、「派遣前研修」で勉強するので、応募の時点ではできなくても選考には問題ないのかなーと思いました。